”もみの木”の木の下で・・・

社会医療法人 関愛会 リハビリテーションセンターもみの木(通所リハビリ)のブログ! 大分県は、大分市と豊後大野市から、在宅でのリハビリテーションの現状や、もみの木での日々の活動や成果をお伝えしていきます。

2022年05月

<坂ノ市病院>
●坂ノ市リハビリテーションセンターもみの木 ●坂ノ市病院訪問リハビリテーション事業所 ●坂ノ市メディカルフィットネスジムABIES 
<こうざきクリニック>
●こうざきデイケア・リハビリテーションセンターもみの木 ●こうざきクリニック訪問リハビリテーション事業所
<大東よつば病院>
●大東リハビリテーションセンターもみの木
<三重東クリニック>
●三重東リハビリテーションセンターもみの木

もみの木 活き生きリハ☆チャンネル
https://www.youtube.com/@rehabilitation-mominoki

坂ノ市神崎エリアリハ部/大東よつば病院在宅リハ部 2021年度事業報告会のお知らせ

【坂ノ市神崎エリアリハ部/大東よつば病院在宅リハ部 2021年度事業報告会のお知らせ】
 
 関愛会坂ノ市神崎エリアリハビリテーション部では、平成27年度(2015年度)から、在宅で行っているリハビリテーションを居宅介護支援専門員(ケアマネージャー)や地域の関係機関の方々に知ってもらうために、毎年、事業所にて事業報告会を開催してきました。

新型コロナウィルスの影響により、2019年度は開催を見合わせ、2020年度は、Zoomでのオンライン開催を試みました。2021年度は、関係機関のみならず、より多くの方々に在宅でのリハビリテーションサービスや取り組みを知ってもらうために、あらかじめ収録したものをYouTubeチャンネルで配信する形をとらせていただきました。

ぜひ、多くの方々にご覧いただき、在宅でのリハビリテーションをうまく活用していただくことで、いつまでも住み慣れた地域で、その人らしく生きていく一助になればと思います。Screenshot_20220503-080629_OneDrive

YouTubeで配信中!ぜひ、ご覧ください。
👇


★よろしければ、アンケートへのご記入もお願い致します(^^)/
★事業報告会アンケートはこちらから


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家族と一緒に釣りに行くために!

【家族と一緒に釣りに行くために!】

 今回、こうざきもみの木の活き生きチャレンジで「ご家族様と一緒に釣りに行く」と目標を掲げたM様と共に釣りの動作確認を含めて、佐賀関金山港にて、個別リハビリの一環として釣りをしてきました。

 M様は昨年6月に急性出血性胃潰瘍により救急搬送され、止血術を受け20日程入院されていました。その際、麻酔によるせん妄が起こり、病院内で過ごす事が出来ず、自宅退院となりました。それから、貧血による覚醒状態の低下等が見られており、検査入院等で入退院を繰り返していました。安静療養をしていた為、身体機能低下や認知機能の低下が著明に見られており、何事に対しても消極的な状態でした。
 そのような中、リハビリ会議で、「以前はご家族様と一緒に釣りに出掛けており、釣りの友人も一緒に船を使用して行ったりしていた」との話を聞きました。それをきっかけに会議の中で話し合いを行ない、今後、「ご家族様と一緒に釣りに行くことが出来る」と目標を立て、積極的な運動を行ってきました。

 しかし、ご自宅では意欲が低下しており、閉じこもり傾向で活動量が少ない事もあり、徐々に立ち上がりがふらつくようになり、移動の際も小刻み歩行で右に傾き、ふらつくことも多くなってきました。
 そのような中、次のリハビリ会議でご家族様に地域のサロンや外出に連れて行ってもらえる様に協力を依頼し、徐々に活気が出てきました。

 そして、今年の4月中旬、暖かくなったことをきっかけに、ご本人様自ら以前行なっていた散歩を再開することが出来ました。その意欲向上を「チャンス‼️」と思い、もみの木でも動作確認を含めて、釣りに行く計画を5月中旬に立てました。
 しかし、M様にとっては貧血症状や疾患による食事制限、すくみ足や小刻み歩行などの身体機能の低下が見られており、実施するのは簡単なものではありませんでした。 その為、計画を立てる中で貧血状態や食事制限、身体機能の状態を主治医と情報共有と相談をし、釣りを行う上で緊急時の対応や食事内容の確認等を行いました。
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 そして当日、担当職員と看護師も同席し、実際にアジ釣りを行いました。アウトドア用の椅子に座って仕掛けや餌の取付などは介助が必要でしたが、仕掛けや餌を投げる動作は自立して行うことができ、アジが食いついた時の反応はピカイチでした!参加したスタッフも含め、1番の釣果を出すことが出来ました。
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 いつも、もみの木で過ごしている時はお席で眠っていたり、表情も乏しい様子でしたが、釣りをしていた時は普段見る事のできない明るい笑顔でしっかりとした表情を見せてくれました。途中からケアマネジャーさんやご家族様が見に来てくださり、ご家族様と一緒に釣りをしている姿は新鮮で素敵なものでした。
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 今回の釣りプログラムの実施により、新たな課題も見つけることが出来ました。また、ケアマネジャーさんやご家族様が来て下さったことで、情報のやり取りもスムーズに行え、課題の解決方針等も明確になることが出来ました。

 今後は、明確になった課題をクリアし、目標である「ご家族様と一緒に釣りに行く」事が出来る様に、リハビリを取り組んでいこうと思います。

Report by Iwamoto


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活き生きチャレンジ(2022年4月④)@坂ノ市もみの木

【活き生きチャレンジ(2022年4月④)@坂ノ市もみの木】

達成目標:「3ヶ月、自宅で写経練習(プリント2枚)を継続して取り組み、清書をお寺に奉納したい」
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 ご本人様との会話の中で、「日常生活での生き甲斐作りをしたい」とのお話があり、精神安定の効果がある写経をお勧めしたところ、「是非やってみたい」との事でしたので今回の目標を設定し開始しました。

 開始当初は、坂ノ市もみの木利用後に写経練習帳から2枚づつコピーしたプリントをご自宅に持ち帰り、次の週のご利用日に持参され、担当職員が添削する流れで継続していましたが、ご本人様から「坂ノ市もみの木でもやりたい」との事でご自宅ともみの木の両方で取り組まれています。
 その効果もあってか、この期間は1日も休まれる事無く坂ノ市もみの木をご利用され、「来るのが楽しみです」と笑顔が多くみられるようになりました。

 写経を奉納するお寺に関して、地域のお寺に問い合わせ、事情を説明したところ、住職の方が「大変素晴らしい取り組みをされていますね、是非協力させてください」と快く受け入れて頂き、4月の後半に担当職員及び取り組みに賛同して一緒に写経練習をされたご利用者様2名と共にお寺を訪問して清書を奉納する事ができています。
 訪問後に感想をお聞きすると、「本当に最後まで諦めず続ける事が出来て、住職に清書を渡す事が出来て涙が出るほど嬉しかった」と、大変喜ばれていました。

 その後、正式に活き生きチャレンジ達成が承認され5月の初旬に表彰式を行いましたが、「今後も継続していきたいです」と、大変意欲的で清々しい表情をされていました。

Report by Kodama



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バスに乗っての外出に向けて

【バスに乗っての外出に向けて】
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 今回は通所リハビリの強みを生かして、公共交通機関を利用しての外出に繋がったケースをご紹介します。行先はバラバラでしたが、「バスに乗って出かけるようになりたい」というご利用者様が3名いました。身体機能には違いがあった為、初めは一人一人に合った内容でリハビリを実施していました。買い物をしたいという希望がある方には、今後使用するリュックを持参してもらい、いつもは歩行車を使用する方もバスに乗ることを考え、杖を使用しての屋外歩行練習に取り組んできました。

 気候が良くなった4月中旬にそろそろ実践してみようかと考えていると、3人とも利用曜日が同日だったことに気付き、3人一緒にバスに乗ってみることになりました。皆さん個別で関わる中では「バスに乗りたいと言ったけど、本当に乗れるかしら」、「久しぶりにバスに乗って降りれるか不安だ」と実践が近づくにつれて不安な気持ちが聞かれていました。しかし、今回は同年代の方が一緒に行くということで、同日利用日には3人で話をされている姿も増えていました。そして実践当日、バス乗り場で待つ事数10分。このバスを待つ時間も久しぶりで不安ながらもワクワクしている様子。バスが到着すると、3人とも緊張した面持ちでしたが、これまでの練習の成果で難なくバスに乗り込むことが出来ました。バスの中では「意外と乗れたね」と嬉しそうに会話されています。そして目的地に着くと、準備していた料金をスムーズに料金箱に入れ、練習通りバスを降ります。降りた後も皆さん笑顔が見られ安心した様子でした。近くのスーパーで買い物もされ、帰りの車では「久しぶりだったけど、乗れたね」「みんなで行けて自信がついた」「今度は一緒に遊びに行きましょうよ」と次回の話もされる場面もありました。

 と、ここまでがつい先日の取り組みでしたが、今朝もみの木に電話があり、「今日Kさんと一緒にバスに乗って出かけてきます」とT様。詳細を聞くと、最寄りのバス停である幸崎駅から乗るとの事で、見送りに行きました。前回の成功体験から不安な様子はなく、今日食事する事や買いたい物などを、待ち時間に話してくれました。バスが到着すると、ひとつ前のバス停から乗車していたK様が手を振っています。二人ともとても素敵な笑顔でバスに乗って出かけて行きました。夕方再度T様より電話があり、駅のバス停に着いたとの事で感想を聞きにいきました。2人ともすごい笑顔で「楽しかった」「こんな歌を歌ってきたよ」と話してくれました。また、「この間の練習があって良かった。あれで自信が持てた」や「1人だと無理だったけど、3人で行けたのが良かった。今日に繋がった」という言葉も聞かれました。

 今回は、通所リハビリの中で実践練習を行ないましたが、同じ目標を持った方同士、一緒に行ったことで、励ましあいながら行なえたと思います。また、同じ成功体験をされた事で、今度は専門職がいなくても一緒に出かけるというところまで繋がりました。このような方法もあるんだと、3名の方に教えて頂きました。

※そのうちの1名は、活き生きチャレンジに挑戦し、見事に達成されました!


 ※実践練習では同行したスタッフの方が料金の支払いに時間がかかるとう場面もありました!(笑)

Report by Itai


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令和4年度 第1回(SMFC)釣りプログラム

【令和4年度 第1回(SMFC)釣りプログラム】

 今年度、1回目の坂ノ市もみの木魚釣りクラブの実釣になります。今回は佐志生漁港内にカマスの群れが入っているとの情報の入手!また、まだ行ったことのない場所への新規開拓も兼ねて挑戦する事にしました。在籍メンバー達も「久しぶりにまた出来るな」「釣れるかな」等と期待を胸にとてもワクワクされていました。
 
 今回の数日前に別グループの魚釣りの予定を組んでいましたが、雨天の為中止となったことからメンバーのA様はショートステイの予定がある為、今月の魚釣りは諦められていました。しかし、希望を強く持たれていることから担当スタッフと調整を行い、本日の予定に合わせてご利用することができるようになり、とてもうれしそうにされていました。
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 釣り場に到着すると以前は職員が全て準備や設置を行っていましたが、皆さんこれまでの参加経験から各ご利用者様が率先して道具運びや準備の手伝いをしてくださいました。
 B様は多量の道具を乗せた重量ある荷車を「運んだるわ」と率先して運んで頂き、不整地のあるアスファルトも安定したスムーズで歩かれており、準備が行えました。
 またそれぞれの参加者で役割を分担し、餌を混ぜる人、海水をくみ上げ餌と粉を混ぜながら餌作りを行う人、リウマチや片麻痺により手先を使うことに課題がありながらも、餌を混ぜるスコップで撒き餌を行われる人等、それぞれのご利用者様が楽しまれながら活動されていました。
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 今回はトイレも近くに設置されていた為、安心です。トイレに向かわれる際の歩行や階段昇降も足が引かかることなく行えており、ご本人様自身も驚かれた様子でした。
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 C様は「昔はこの漁港へ釣りに来ていた」と思い出されていました。現在は片麻痺でありながらも車椅子を使われて竿を固定されリールを巻かれる等、工夫されながら取り組みました。また、片手で遠投や糸を巻く動作等しっかりと行えており、他のご利用者様からも称賛される様子も見られています。
 そんな中、一度大きな魚の引きが竿に伝わる場面がありましたが、うまくタイミングが合わず潜られて糸を切られてしまい残念と驚いた様子で話をしてくださいました。

 最後に、なかなか目的の魚の魚影が見えないきびしい状態の中でしたが、皆さん「釣れなくてもいいんよ、こういうところに連れてきてもらえるだけで日々のリハビリに活力が出る」「日向ぼっこしながら外で海を見ながらご飯が食べられる。幸せだ」と皆さん、とても前向きな発言が聞かれ活動を楽しまれていました。
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 最後まで粘って実釣を行いましたが、残念ながら目的のアジの回遊は見られず、魚のヒットはありませんでした。 次回も今回の実釣を踏まえ、改善を行いながらSMFCチーム一丸となってチャレンジし、まだ見ぬ大物や大漁を目指していきたいと思います。

Report by Nagano


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