ご夫婦でご利用されているS様。旦那様のリハビリ会議でご自宅へお伺いした際に、ゆで餅を出してくれました。とても美味しく、甘いものが好きな職員がどこで購入した物か伺うと、なんとS様が朝から作ったとの事でした。昔から作られていたそうで、友人が自宅に遊びに来た際なども振舞っているとの事でした。

 お土産にも持たせてくれたゆで餅は、職員間でも好評で、作り方を教わりたいという人が多くいました。またS様は、旦那様の介護負担が多くなっており、得意料理でもある伝統の味(ゆで餅)を伝えることで、自己効力感を高める事ができればというこちらの思いもあり、「是非、お料理教室を開いて欲しい」とお願いしたところ、快く引き受けて下さいました。
 元々料理が得意なS様ですが、今回は人に教えるという事もあり、自宅での練習にも力が入り、ご本人様も調理プログラムの日を楽しみにされていた様子でした。

 今回の調理プログラムには、両手の痺れがあるO様や、認知面の進行によりキッチンに立つことがなくなったK様も参加されました。
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 調理工程は、午前中と午後の2回に分けて、午前中はS様の指導の下、職員とO様、K様がやってみました。生地をこねるのが思ったよりも力が必要な作業で、職員も汗だくになりながら行いました。O様とK様はあんこをスプーンですくい、丸める作業や生地の中にあんこを包み込む作業を行いました。「昔やりよったなあ。」「私は芋を入れたりしよったで」と話をしながら、手際よく行う事が出来ました。生地の中にあんこを包む作業はとっても難しく苦戦し、S様が手直しをしてくださいました。

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 午後からは、S様に教えていただいた通りに、職員とO様、K様で作ってみました。午前と午後で40個のゆでもちが出来上がりました。S様はいつもお一人でこの量を作られているとの事でした。両膝の痛みがあり、前日も旦那様の介護であまり眠れていなかったとの事でしたが、調理中は両膝の痛みを訴えることもなく、調理プログラム後のレッドコードにもしっかりと参加されていました。
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 一緒に参加されたO様とK様からも、「ありがとう!またなんか教えてな!」との声があり、S様もとっても嬉しそうでした。職員も休日に作って家族にふるまったり、子どもと一緒に楽しく作ることが出来、伝統の味を受け継ぐことが出来ました。 
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 そのことをS様に伝えると喜んでくれ、お褒めの言葉も頂き、「また今度一緒に何か作ろうな」と言って頂きました。「役割を担う事」は認知症や廃用を予防するのに非常に効果があると言われています。今回の調理プログラムを通して、S様が達成感を得ているのを見て私たちも、人に何かを教える事や役割を持つことの大切さを改めて感じることが出来ました。
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Report by A.sato


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